2016年05月25日

雑損控除

平成28年熊本地震にて被災された方々に、
心よりお見舞い申し上げます。

我が家は深夜に震度6弱の揺れに襲われ、
(大分県別府市)
壁掛けの時計が落下したり、
ガラス製品がいくつか割れたりしましたが、
幸い家族にケガはなく、
事なきを得ることができましたが…

熊本地震.jpg
(地震翌日の我が家の納戸の中)

しかし翌朝以降、
市内のあちらこちらで石垣が崩壊していたり、
ブロック塀が倒れていたり、瓦が落ちていたりするのを目の当たりにして、
被害の甚大さを思い知らされました。。。

さて、今回の地震の被害によって、壁や瓦の修理などの出費がある場合、
確定申告によって「雑損控除」を受けられるのをご存知でしょうか?

生命保険料控除や地震保険料控除を受けるために年末調整をしますよね。
それと同じようなものとお考えください。
ただし、この雑損控除は年末調整では処理できないので確定申告をするのです。
サラリーマンの方ですと確定申告に不慣れな方が多いようですが、
給与から天引きされている税金が還付される可能性がありますので、
手間を惜しまず申告しましょう。

以下に国税庁のホームページを抜粋しましたので、
解説しながら説明いたします。

制度の概要は…
「災害又は盗難若しくは横領によって、資産について損害を受けた場合等には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを雑損控除といいます。」

雑損控除の対象になる資産の要件は、損害を受けた資産が次のいずれにも当てはまること。
(1)資産の所有者が次のいずれかであること。
イ納税者
ロ納税者と生計を一にする配偶者やその他の親族で、その年の総所得金額等が38万円以下の者(総所得金額38万円以下とは、例えばパートの収入から所得控除を引いた額です。つまりパートの収入が103万円以下なら、所得控除が65万円ですから103万円-65万円=38万円となり総所得金額は38万円以下に該当します。)
(2)棚卸資産若しくは事業用固定資産等又は「生活に通常必要でない資産」のいずれにも該当しない資産であること。
(注)「生活に通常必要でない資産」とは、例えば、別荘など趣味、娯楽、保養又は鑑賞の目的で保有する不動産(平成26年4月1日以後は同じ目的で保有する不動産以外の資産(ゴルフ会員権など)も含まれます。)や貴金属(製品)や書画、骨董など1個又は1組の価額が30万円超のものなど生活に通常必要でない動産をいいます。
(ぜいたく品はダメってことです!)

雑損控除として控除できる金額は、次の二つのうちいずれか多い方の金額です。
(1)(差引損失額)-(総所得金額等)×10%
(2)(差引損失額のうち災害関連支出の金額)-5万円

詳しくは国税庁のホームページをご覧くださいね。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1110.htm

瓦などの修理に5万円以上かかったなら、領収書を保管しておき、
来年の3月15日までに最寄りの税務署に持ってゆきましょう!
また、家や家財の被害がとてもひどい場合は、雑損控除ではなく
「災害減免法による所得税の軽減免除」という制度の選択もあります。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1902.htm
いずれにしても確定申告は必要ですので、忘れずに申告しましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました(^_-)-☆
NUSエンタープライズ
服部英樹
http://nus-ent.com/
posted by H.Hattori at 16:20| マネー